GLADIATOR Guild Blog

　日本初の台北故宮展で、６月２４日～９月１５日に同館で、１０月７日～１１月３０日に福岡県太宰府市の九州国立博物館で開催。それぞれの会場で開幕から２週間だけ公開される２大文物「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」（東京会場）と「肉形石(にくがたいし)」（九州会場）は初の海外出品となる。中国歴代の書画や工芸品など、両会場合わせて約２３０件が展示される。

　この日は、古くは新石器時代から権力を象徴した玉器や青銅器が並ぶ序章を導入部に、３章が続く展示構成が説明された。第１章は宋・元の書画や北宋・汝窯(じょよう)の青磁など、第２章は元・明などの優れた工芸品、第３章は清の乾隆(けんりゅう)帝らがどうコレクションを形成したのかを中心に紹介する。

　本展を応援する「展覧会サポーター」に、台湾出身の父を持つ歌手の一青窈(ひととよう)さんが就くことも発表された。友人を連れて「年に２回以上」は台北故宮を訪れるという一青さんは、乾隆帝の愛玩品とされる「紫檀多宝格方匣(したんたほうかくほうこう)」などお気に入りの出品文物を挙げ、「なかなか見られないものがやってくる。日本語で表示もされて見やすいと思うので、ぜひ足を運んで」と語った。