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台湾で「加倍奉還！」大人気の「半沢直樹」、日本製ドラマ「復権」加速

日本で制作されたドラマを世界へ輸出する動きが加速している。ＴＢＳは昨夏に高視聴率を記録した「半沢直樹」をアジア各国に売り込むほか、アメリカではリメークもされる予定だ。ＮＨＫの連続テレビ小説「あまちゃん」も、１１月から台湾で「小海女」として放送が始まった。フジテレビなど他局でもセールスは好調で、韓国勢などに押されていた日本製ドラマは海外で「復権」の兆しを見せている。（本間英士）

　「台湾での『半沢』人気は、想像をはるかに超えていた。視聴率も信じられない数字となった」

　ＴＢＳの林慎太郎・海外事業部長（４８）は、驚きの表情でこう語る。台湾では１０月から半沢直樹の放送が始まった。１００以上のチャンネルがあるため、視聴率は「０・５％取れれば成功」と言われるが、半沢直樹の最終回は２・０％で、日本のドラマとしては過去最高を記録した。決めぜりふの「倍返しだ」の中国語訳「加倍奉還」が流行語になるなど、爆発的な人気を示しているという。