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YNK JAPANが、株式譲渡の形で韓国WeMade Entertainmentを親会社
l過去のインタビューの貼りつけです。
『SEAL ONLINE』『新生R.O.H.A.N』などのサービスでおなじみのYNK JAPANが、株式譲渡の形で韓国WeMade Entertainmentを親会社に据えて、社名をWeMade Onlineと改めた。WeMade Entertainmentはこれまで日本に営業拠点を持っていなかったため、日本ではあまり馴染みがないものの、『蒼天』『TARTAROS-タルタロス-』の開発元であり、韓国ではベスト5に入る大手オンラインゲーム会社である。YNK KOREAとの関係を維持しつつ、大手WeMade Entertainmentと手を結んだWeMade Onlineは今後、どういった事業を展開していくのだろうか?
そのあたりを、代表取締役社長/CEOの崔 鍾玖氏に聞いてみた。日本サムスン在籍時代から長年培った氏なりの日本市場観、そしてYNK JAPANがここまでに実現してきた、現場重視で風通しのよい運営を維持しつつ、再来年以降に大きな飛躍のタイミングを想定するというのが、基本的なビジョンのようだ
■韓国オンラインゲーム業界ベスト5で最後の巨人が日本市場へ
──本日はよろしくお願いします。YNK JAPANがWeMade Entertainmentと提携するというお話は、客観的に見てかなりのビッグニュースですし、実際私もびっくりしました。韓国のオンラインゲームメーカーの中でも、大手かつ老舗ですし。ここ2~3年で言うと、アジア各地のゲームショウで『蒼天』を大規模にPRしていたイメージが強いです。
WeMade Online 代表取締役社長/CEO 崔 鍾玖氏(以下、崔 鍾玖氏):確かに、WeMade Entertainment本体が現在一番力を入れているのが『蒼天』ですね。韓国ではトップ5に入る規模のオンラインゲーム会社ですが、何より韓国では『Legend of Mir 2』(ミルの伝説2)のイメージが強く、実際に最大の収益を上げています。
──おお、『Legend of Mir 2』といえば、NC softの『Lineage』以前、韓国オンラインゲーム業界草創期の大ヒット作品ですね。
崔 鍾玖氏:そのとおりです。サービスを開始してから10年以上になりますが、中国市場で韓国製オンラインゲームのイメージを形作った作品でもあります。
──今回の提携のお話は、いつ頃から進んでいたのでしょうか?
崔 鍾玖氏:資本関係のお話に入ったのは、昨年10月頃です。WeMade Entertainmentとの関係というと、2年ほど前に『Legend of Mir 2』の日本パブリッシングに関するお話が、最初のコンタクトです。『タルタロス』と『蒼天』の日本パブリッシャを検討する段階でもお話があったのですが、これらは結局実りませんでした。
今回の提携に直接関連しているのは、2008年7月頃に始まった、ベンチャーキャピタル(投資会社)7社ほどによるYNK JAPANへの出資のお話です。このときに始めた資本強化計画の一環として、韓国の知人から出資の申し出があったのですが、どうせなら事業上のシナジーを狙えるゲーム会社からの出資を受けたいということで、あらためてWeMade Entertainmentを紹介していただきました。
WeMade Entertainmentとしても日本市場を重視して、2年ほど前から日本に拠点を構えることを考えていたようです。その役割を我々が担うことでGoサインが出て、2月にすべて決まったというわけです。韓国の大手であるNCsoft、Nexon、CJ Internetはそれぞれ現地法人を持っていて、またNeoWizはゲームオンを買収しました。これらに続くWeMade Entertainmentも、YNK JAPANを買収することにより、230億円前後の内部留保を活かして“時間をお金で買った”ということになりますね。
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