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大雪で救急車立ち往生、陣痛始まった主婦が…
救急車が雪で進めなくなる中、女性は担架で産婦人科医院に運ばれ、17分後に赤ちゃんが無事誕生した。119番から6時間余。地元住民らが雪かきをして進路を確保し、搬送を手助けした。
埼玉県吉川市から山梨県笛吹市の実家に里帰りしていた主婦(28)は、大雪が降り続く15日未明に陣痛が始まった。
午前4時すぎ、同市消防本部に連絡。救急車は数キロの道のりに2時間かかった。実家は、県道から約1キロの山道を進んだ先の、笛吹市境川町寺尾にある。1メートルを超す積雪で救急車が進入できないため、隊員5人が担架を抱えて山道を上り始めた。
隊員を迎え入れるため、母親(59)ら家族3人が、自宅前の雪を懸命に掘った。隊員は、主婦を乗せた担架を腰のベルトに固定して、山道を下っていった。
「頑張ろうね」。隊員の大塚宏明さん(30)が陣痛をこらえる主婦に声を掛ける。雪の中を歩いていくのは大変で、大塚さんらは10メートル進んでは休憩を取ることを繰り返した。30分で200メートル進むのがやっとだった。
見かねた近所の男性が、重機を使って、幹線道路までの残り800メートルを除雪した。大塚さんらは午前8時半、県道に待機していた救急車までたどりつき、主婦を乗せることができた。
救急車は、主婦のかかりつけで、そこから約8キロの甲府市向町の産婦人科医院に向かって走り出した。しかし、300メートル走行したところで雪にはまり立ち往生。今度は除雪業者が重機で救急車を引っ張って、脱出させた。大塚さんが主婦の陣痛の間隔を計ると、担架で搬送中の5分から1分に縮まり、いつ生まれてもおかしくない状態だった。
午前9時半、甲府市の国道20号から、目指す医院が見えた。しかし、そこへ向かう生活道路が除雪されておらず、主婦は再び担架に。
医院で医師(57)が到着を待った。担架は見えているのに、なかなかたどり着かない。やきもきしていると、近所の住民4、5人がスコップで雪をかき、通り道を作ってくれた。
主婦は午前10時過ぎに到着。間もなく、産声が聞こえた。大塚さんは「除雪してもらえなかったら、間に合わなかった。担架の上で生まれたら、新生児の体温が低下し、危険だった」と胸をなでおろす。
主婦は夫と相談し、生まれたばかりの次男に冬にちなんで「
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