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フロリダ諸島の戦い
フロリダ諸島の戦い
フロリダ諸島の戦いとは、太平洋戦争(大東亜戦争)中の1942年8月7日から1942年8月8日の間にフロリダ諸島内のツラギ島、ガブツ島、タナンボゴ島(現在のソロモン諸島)で行われた日本軍守備隊と米軍との間の戦闘のことである。
背景
日本軍は、1942年4月23日にニューギニア島東南岸のポートモレスビーを海路攻略する作戦命令(「MO作戦」)を発令した[1]。この作戦には攻略部隊が乗船した船団の輸送路(珊瑚海等)を水上機で哨戒するために、ツラギに基地を設営することが含まれていた[2]。ツラギ(フロリダ諸島)の攻略にあたったのは、呉第三特別陸戦隊を主力とした部隊であった。呉第三特別陸戦隊はトラック島で作戦準備を行い、志摩清英少将指揮する駆逐艦菊月、夕月、機雷敷設艦沖島、光栄丸、吾妻山丸から成る南洋部隊に輸送され、1942年(昭和17年)5月3日未明、ツラギ島、ガブツ島、タナンボゴ島に上陸し、同日中に三島を無血占領した。
戦闘経過
1942年(昭和17年)8月6日午後10時、ラバウルから異常電波傍受の報せを受けた横浜海軍航空隊は、大艇の発進時間をいつもより繰り上げ、その発進準備にかかった。
そして翌7日午前4時10分、発進準備を終えた大艇はいよいよ離水を開始しようとする。しかし、その瞬間に米艦載機約10機が来襲。泊地の大艇は全滅し、フロリダ島の水上戦闘機隊も同じ頃全滅した。
午前7時過ぎに第二波の空襲を行った米軍は、午前9時に上陸用舟艇約100隻をフロリダ島の湾に向け発進させたが、途中で引き返して午前10時にガブツの東岸に上陸した。ガブツの守備隊には武器がなく、タナンボゴからの援護を受けたものの、同日中に占領された。
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