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サボ島沖海戦

 


サボ島沖海戦


サボ島沖海戦(サボとうおきかいせん)とは、第二次世界大戦において1942年10月11日深夜~12日に日本軍アメリカ軍の間で行われた海戦である。連合軍側の呼称はBattle of Cape Esperance (エスペランス岬沖海戦)。


なおサボ島沖海戦の2ヶ月前に行われた別海戦で、日本軍側が第一次ソロモン海戦と呼称する海戦のことを連合軍側は「Battle of Savo Island」と呼んでいる。

経緯

日本軍はアメリカ軍との戦闘が続くガダルカナル島に対する重火器の輸送を企図し、その支援のため第六戦隊を基幹とする艦隊をガダルカナル島近海に送り込み、ヘンダーソン飛行場の砲撃を計画した。一方、アメリカ軍も航空偵察によって日本艦隊の出現を察知しており、艦隊をガダルカナル島近辺に進出させていたため、両艦隊の間に戦闘が発生した。

戦闘経過と結果

会敵

10月11日、重火器を搭載した水上機母艦日進」「千歳」を中心とする輸送隊は、2110(日本時間、以下同)ガダルカナル島タサファロング泊地に到達、物資の揚陸を開始した。一方支援部隊の重巡洋艦「青葉」を旗艦とする第六戦隊(青葉と衣笠 (重巡洋艦)古鷹 (重巡洋艦))は飛行場砲撃の準備を整え、サボ島の沖合に進撃した。青葉は地上攻撃用の特殊砲弾を装填していた。


道中、艦隊は大規模なスコールに遭遇し、之字(ジグザグ)運動を中止した。速力は30ノットのままだったため、艦隊は予定より2時間も早く作戦海面に到達した。この時まだ戦闘配置命令は出ておらず、以降の会敵後しばらくして「煙草盆引け」が出たにすぎなかった[1]


スコールが去った後の2143、青葉の見張員がガダルカナル島手前に「左十五度、艦影3、針路南西、距離100(1万m)」とアメリカ艦隊を発見した。

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