GLADIATOR Guild Blog

　朴大統領は「平和と韓国の大跳躍を達成するため新たな朝鮮半島時代を開く統一の準備が必要だ」と述べた。さらに「南北対話と民間交流の幅を広め、各界各層による国民的な統一論議を収斂し、具体的な統一の青写真を作っていく」とし「今後、朝鮮半島の平和と統一への基礎を固め、必ず統一を成し遂げるよう最善を尽くす」と断言した。

　朴大統領は新年の記者会見でも「南北統一は『大当たり（大もうけ）』だ」と語り、北朝鮮との統一が経済をはじめ将来的には大きな利益が期待できる－と強調している。

　経済政策の発表の中での「関連事項」と受け止める一方で、大統領が再度口にした「統一」に重要な意味を指摘する向きもある。

　北朝鮮をめぐっては、昨年１２月の張成沢前国防副委員長の処刑後、情勢不安定の情報がある。また最近、北朝鮮は韓国への対話攻勢を続け、南北離散家族再会や米韓合同演習の事実上の黙認など、韓国への従来の強硬姿勢を潜めている。

　朴大統領は統一の方法や時期など、具体的には語っていない。ただ、最近の北朝鮮の動向に、統一の現実性を朴大統領とその周辺は感じているのではないかとの観測が一部で聞かれる。

　一方、「３カ年計画」の中に朴大統領は、２０１７年に潜在経済成長率を４％台にし、国民１人当たりの所得を４万ドル（約４１０万円）に引き上げる目標、若年層５０万人と女性１５０万人の雇用創出なども盛り込んでいる。